Bertone Corvette Ramarro Concept 1984



ベルトーネ・ラマーロは、シボレーコルベットをベースに新世代スポーツカーの提案を行ったもの。
車高が低くドアの大きなクーペスタイルにおいて、後方ラジエター配置による空力改善と、スライドドアによる乗降性の向上させるアイデアが取り入れられている。
ベースとなったコルベットは、底面から空気を取り入れている。


底面から空気を取り入れると車両正面にはラジエターグリルが不要となる。
冷却設計とスタイリングを別々に進めることが可能になり、スタイリストが自由にボディ形状を決めても、シャシー側の開発をやり直さなくていい。
シャシーを共用しながら大胆にスタイルを変えた派生モデルを作れるなどのメリットあり1980年代に流行った。
底面から取り入れる場合、ラジエターグリルはダミーとなる。

Lotus Esprit



エスプリも底面から空気を取り入れるため、車両正面にラジエターグリルはない。
S1ではスポイラーで堰き止めて正圧を作っていたが、TURBO、S3以降はエアダムとなった。

Countach lp500 prototype

カウンタックの初期プロトタイプでは、ラジエターを水平にしてボディ側面のスリットから取り入れてエンジンフード上面から抜く設計だったが、空気が抜けず、ラジエターを垂直に立てて風を受ける形となった。


ボディラインから突き出したラジエターのカバーを、エアダクト風の形にすることで、機能的にデザインされたように見せている。

実際には形に何の機能もないただの蓋である。


これで似ていると思うのは、mitsubishiGTOのボンネットのダミーカバー。


←これ

ストラットの頭がボンネットと干渉するのを逃げる蓋であるが、空力機能部品のような形状にしている。

他にも、機能は無いのに空力機能部品のような形状にしているものがいろいろ。




クオーター窓までダミー
スタートに戻って作りこむ余裕がなかったという事情はカウンタックと同じでも、最後まで本気でだますという覚悟がスタイリストになかったらしく、マイナーチェンジで意匠面での裁量のごとくにごまかしてます。

エアインテークの穴に見える黒い部分はふさがって見えますが、ホイールハウスに抜ける空気穴がごく小さくちゃんと開いています。
ダミーだとは言わせないという意地が見えます。